コロナ禍でテイクアウトの飲食店が増え、テイクアウトのからあげ屋さんがとても多くなった気がします(私の周りだけ?)。
そして多くのからあげ屋さんで「からあげグランプリⓇ最高金賞」「20〇〇年 ◆◆部門」と美味しいお墨付きがある様に見えるマークを見ませんか?
これ、実はモンドセレクション同様大量受賞されているマークなんです💦
からあげグランプリⓇ 最高金賞とは
からあげグランプリⓇは2011年に1万人以上の投票(と発表)で、5ジャンル(素揚げ・しょうゆダレ・塩ダレ・手羽先・バラエティ)に別け、それぞれ一番投票が多かった5店舗に最高金賞、200票以上獲得した店舗に金賞を授与するところから始まりました。合計12店舗。
それから11年後の今年(2022年)には・・・なんと160店舗(最高金賞・金賞・特別賞)が受賞するとても大きなイベントとなったのです。
ちなみに、部門数も15まで増え、各部門の一位が「最高金賞」、部門によっては18位まで「金賞」が授与される、ハイパーインフレな「金賞」になりました。
もはや「金賞」は参加賞に近く、「最高金賞」も15店舗量産されるので、美味しいというお墨付きにはならなくなってしまったと思えます💦
モンドセレクションとは
高額な応募費用と高い受賞率
応募費用は1150€。日本円にして約15万円です。また、モンドセレクションのホームページによると、2017年度の応募総数は2965点。そのうち、2691点が、最高金賞、金賞、銀賞、銅賞のいずれか授与されており、約90%が受賞していることがわかります。
高額な応募費用と高い受賞率が、「モンドセレクションの賞はお金で買える」と噂される理由です。
また、受賞した2691点のうち、半数以上の1487点が日本の商品(日本の受賞統計は公開希望だけの数字となり、非公開分は含まれていない)。モンドセレクションは世界的な賞ではないとの声もあります。
モンドセレクションの申請代行、相談などを請け負うモンドセレクション公認エージェント企業Foods R&Dのもとには、「モンドセレクションはお金を払えば誰でも金賞が受賞できるのか」という問い合わせが増えているそうです。
そこで同社は今年公開された受賞結果の日本企業の集計調査を実施。食品部門の日本の受賞商品806点を調べたところ、最高金賞を受賞したのは133点で全体の16.5%。また金賞の受賞率は全体の43.2%(348点)で、合計すると日本での金賞以上の受賞率は約6割となりました。
というわけで、確かに金賞受賞率100%ではないため、一応「お金を払えば誰でも金賞を受賞できる」わけではない、というのがFoods R&Dの発表内容となります。
日本人ならからあげが大嫌いと言う人は少なく、大好き・好きを合わせたら8割を超える(注:ひな調べ)ので、からあげグランプリⓇにはモンドセレクションの様にはならず、美味しいからあげを教えてくれるグランプリになってほしいと思います。
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