『ネギトロ』とは、もともとは、まぐろ一本を丸々買っている大きな業者が、切身を取ったあとの骨のすきまにある身(中落ち)や、皮の裏の身をそぎ落として作っていたのが始まりで、『ネギトロ』といっても、いわゆる『トロ』は使われていません。
『ネギトロ』の『ネギ』の語も、『身をねぎ取る』という言葉から派生したものだそうで、野菜のネギとは関係がなく、一般的に、ネギトロにネギをのせることはあっても、ネギトロ自体にネギが入っていることはありません。
世の中で「ネギトロ」と呼ばれるもの
「ネギトロ」の「ネギ」は「葱」じゃないと言う事で、でも、世の中には複数の種類の「ネギトロ」と呼ばれるものが在ります。ひなの主観で美味しい順に、
- 大トロを叩いた(刻んだ)もの
- 皮の裏の身をそぎ落としたもの
- スーパーで売っているもの
大トロを叩いた(刻んだ)もの
これが一番おいしいと思います!
回らない高級なお寿司屋さんで、大トロと大トロの漬け半分ずつ位を、その場で刻んで焼きたての海苔でくるんでくれた「ネギトロ」モドキですが、本物よりおいしいと感じました!
皮の裏の身をそぎ落としたもの
一度だけですが、築地で骨付きで買ってきて、スプーンで「身をねぎ取って」食べました。大トロに比べると、赤みと脂身が軽くしか混ざっていない感じで、舌の上で跳ねる感じ。美味しい!
スーパーで売っているもの
これは上二つとは全く別物で、マグロの赤身など安い部分を切り刻んで、「食用生成加工油」を混ぜて、トロに近い油の比率を作り出しています、デブの素。
安い定食屋さんなどでも使われていて、人工的な美味しさはあるけど、「大トロ食べた!」とは感じられないかもです…
安さは魅力的だけど、赤みの美味しさ全否定みたいで、ちょっと苦手です。
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